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執筆者の写真TOMO

月の謎(2)かぐや

更新日:2020年10月20日


仲秋の満月の日、久しぶりに徹夜で天体観測をした。満月も星もゆっくりと東から西へ移動していく。ということは、地球が西から東の方向へ動いているということ。

日本の位置では、地球は宇宙空間を時速1,400㎞(秒速390m)で自転しながら(1回転24時間)、時速107,000km(秒速30km)で太陽の周りを公転している(1周365日)。月は、時速16.704km(秒速4.64m)で自転しながら時速3,636km(秒速1.01km)で地球の周りを公転しているという。車で高速道路を時速100㎞で走行している時の感覚を想ってみれば、この地球や月の回転時速は宇宙規模である。宇宙船地球号-、日々この現実を体感できれば素敵なことだろう。


山の畑は月明かりに照らされ、秋の虫が涼しげに鳴いている。アポロ宇宙船が着陸した月の表側の地図を持って来て照らし合わせてみるが、肉眼では見えない月の裏側はどうなっているのかいつも気になる。そして、「かぐや」が撮影した映像を思い出す。


2007年9月、日本のJAXAが打ち上げた月周回衛星「かぐや」は、月面をすべて周回して、その映像や地図が公開されている。月からの地球の「出」や「入」の映像はとても美しい。(https://youtu.be/xq-2B6UxMXM) 「かぐや」は月の上空約100㎞から月面を撮影したという。地球でいう大気圏の境界当たり、オーロラが発生する高さである。ジェット飛行機は地表から10㎞あたりを飛び、国際宇宙ステーションは400㎞あたりを回っているのでその高さが推測できる。


月の裏側には緑があり水が流れている…、月の先住者たちの宇宙基地がある…というような一大発見の報道がなされるのかと期待していたが、そうはならなかった。当局が実際の映像を修正編集して報道したのか…と言ってもしょうがない。「かぐや」は2009年6月11日、約1年半の任務を終え、月の南半球、ギル・クレーター付近に落下し、月に還った。科学技術は素晴しい。


「かぐや」が伝えた月の映像を見ていると、まるで月面旅行をしているような気分になる。はじめて見る月の裏側の動画-。月面を移動する物体のようなものが見える場面もあるが「かぐや」の影なのだろう…?!。 (かぐやの動画は「JAXA(宇宙航空研究開発機構)チャンネル」で見れます。<動画>を選択し[並べ替え]で[古い順]にします)

⇒ https://www.youtube.com/c/JAXA-PR/videos?view=0&sort=da&flow=grid


あれからもう11年、「かぐや」を想いながら満月を見ていた。山の向こうに月は沈み、夜が明けてゆく。静かな月の夜だった。また天体観測に行こう―。

今では伝説のようになっているけど、参考に次の文を載せておきます。

◌月の裏側には温暖地帯があり、草木、動物、人間も生活している、クレ-ターの中の宇宙船格納庫、一大研究施設、砂漠、高い山、渓谷、大森林、湖、川、集落、都市、巨大なビル、水を引くパイプライン、輸送船等。着陸し減圧処置を受ければ月の住民と直接会える…(ジョージ・アダムスキーの話より)

◌ドーム型建造物に到着し、透明ドームのついた宙を滑空する列車に乗り、赤銅色の道を建物から建物、山を越え谷を抜け、地下施設や森や砂漠の景色を見た。月面を歩く、気候は温暖、空気は乾燥、かすかな風、空は黄色、地平線が近い…。ある建物には各惑星の芸術やテクノロジー等が展示されている。(ハワード・メンジャーの話より)

◌昔より月は、私たちが地球で任務を遂行するための基地となっていた。私たちはコロニーを建て交通網を整えた。母船が操作・収納できる大きな格納庫もある。地球の大衆は月面の真相について全く事実とは異なった理解をするように意図的に導かれている。月には大気があり人間が生きている。水、植生、微生物、昆虫、動物たちがいる。大部分は砂漠地帯だが、私たちは環境ヘッドギアを装着することなく屋外で生存することが可能である。(金星から来たオムネク・オネクの話より)


(PS)

NASAの「アルテミス(月の女神)計画」、アポロ以来の有人月面探査が、2025年までに実施されるとのこと。日本も他数か国が協力。楽しみです。




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