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執筆者の写真TOMO

貧富の格差の超克

更新日:2019年1月22日



2015年度から始まった「生活困窮者自立支援法」に基づく生活支援活動に関わっていた。

生活困窮者への寄り添い支援とその支援を通じた地域づくりが主な活動である。ホームレスの方や明日の食物がないといった方、あばら家で孤立・困窮している老人、家賃滞納で水道・電気を止められ住居を喪失しそうな家族、借金地獄、若者の引きこもり、困窮世帯の子どもの不登校、8040といい80歳の認知症の親と40歳の精神障がいの息子二人暮らしで困窮に陥っている世帯、派遣切りにあった人や障がいのある方の仕事さがしの支援などなど…。

難しい相談で、充分な支援ができなかったことが多い。そんな中で、なんでこの社会にはこんなにもトンデモナイ貧富の格差があるのだろう…貧困の生じない地域社会はできないものだろうか…と、ずっと思いながら相談支援活動を行っていた。


毎年開催される「生活困窮者自立支援全国研究交流大会」や関連する講演会等へ参加し、著名な研究者や実践者たちと交流したり学んだり、地元で研修会を企画・開催したりしていた。市内でもゴミ屋敷や孤独死の問題など悲惨な状況をまのあたりにした。低所得で医療保険が掛けられない人、税金を払えない人、 頼りの年金額が生活保護基準よりも低い高齢者もいた。生活困窮の究極が追いつめられた果ての「自殺」であると言われている。その貧困生活をその人の自己責任だけで…怠け者とか努力不足とかの一言で終わらせることはできない。「個人の尊厳」を大切にし「社会的孤立」を無くし、共に生きてゆく住みよい地域をつくっていかなければならない―。


この日本でも、大金持ちはいい暮らしをしており、無一文でホームレス遍路をしている人もいる。どこかで、働け!働け!働け!と声がする―。ある方が、この資本主義という社会は、一部の富める者たちが大多数の住民の労力を搾取して成り立っていると言っていた。また、未だ日本は植民地であり、国際銀行家や軍産複合体とかの暗躍によって、人々は奴隷のような生活を強いられている…という。このことを突き進めて調べて行くうちに、この現代の貨幣制度による社会システム自体を根本的に変えていかない限り、貧富の格差はなくなっていかないのではないかと思うようになって来た。


「金」とは何か…金融制度は無から借金を生み出す大きな詐欺だという人がいる。通貨発行権を握っている権力者が世界のあらゆる分野の人々の社会活動(政治、経済、医療、教育、開発技術、メディア、労働、食生活など)を操作し、金と利権と兵器の数々で人々を支配している。このカラクリに関するNEWSは、勇気ある方々のYOUTUBE動画等で報道されていて、一般のTVよりも真実味を感じ大変勉強になる。働いても働いても生活が安定しないワーキングプア、過去 NHKで放映されたサイレントプア(声なき貧困)は日本の各地で現実に起こっている。我々は一生「権力ある富裕層」の家畜として生き、「金」の奴隷として働き、死んでいくのであろうか…。


多くの地球人は幸せを求めながら、「権力」や「金」や「エゴ(自己中心的な考え)」の奴隷として生きている……進化した惑星文明では、「戦争」も「貨幣制度」も「疾病」も「貧困状態」もない、住民は皆高い精神性と科学技術を応用して楽園のような生活を送っている―。どうしたらそのような社会に近づいていけるのだろうか…。人間の福祉を阻害している要因を超克しなければならない。聖者は「人間の幸福は、宇宙の根源にある神聖なエネルギーを発見することにある」と言われている。このことを更に探求し実践していきたい。

2019.1.19



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