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霧の四国カルスト


9月初旬、四国カルストへ天体観測に行った。前もって「姫鶴荘」のコテージを予約していた。あいにく台風が接近中で天気が晴れたり曇ったり。松山市を通過して高知方面へ国道33号線を走る。久万高原町の道の駅で、お米や野菜を買い込み、標高1400mの山へ向かった。

四国カルストは「天空の道」と呼ばれ、東の天狗高原から西の大野ヶ原まで約25㎞、ほぼ高原の尾根づたいを走る、絶景360°の大自然が広がっている。(表紙の写真は5年前のもの、今は風車が解体されていた)

県境の地芳峠に出ると、天空の道は霧に覆われていた。白一面の世界―。5m先も見えないところもあって、のろのろ運転。雨が降ったりやんだり。とりあえず天狗高原の星ふるヴィレッジ(旧:天狗荘)まで行って、レストランで昼食をとった。天狗荘は、過去何回か宿泊したことがある。昨年リニューアルされた宿舎はスカイルームやプラネタリウムを備え、天体観測をよりアピールしているようだ。隣にある学習館も「カルスト・テラス」と名前が変わり、改装されていた。

時間があったので、いったん「姫鶴荘」に戻ってチェックインする。「姫鶴荘」にも泊まれるが、コテージは山の斜面の森の中、5人用が3棟、7人用が2棟あり、木造りでそれぞれ形が異なっている。その日は「オオルリ」というコテージに宿泊した。

こちらは基本自炊で、バス、トイレ付、1階に2部屋、2階に1部屋ツインのベッドルームがあり、ベランダも付いていて別荘気分で、ゆったりすごすことができる。

荷物を部屋に降ろして、再度「星ふるヴィレッジ」へ行き、ブラネタリウムを見た。天狗高原から見える夜の星座が丸天井に映し出される。45分間の星空の旅、リクライニング椅子がとても心地よく、つい…うとうと…。実際の天体観測について、もう少し説明が欲しいところであった。

夕刻、「姫鶴荘」に戻る。走っていると時々霧が晴れて、放牧されている牛の群れが見える。予約していた夕食の食材を頂き、コテージ近くの野外棟でバーベキューを楽しんだ。炭に火がなかなか付かず、吹いたり煽ったり。しかし一端火が起こると網焼きは順調で美味しい。久しぶりの野外食。夜になる頃、あたりは一面、霧に包まれて、小雨が降り出した。

夕食後、部屋に帰ってお風呂に入り、ベランダに椅子を出してくつろいだ。今夜は-1400m近くの山に居るという実感―。晴れていれば。満天の星空が見えるのだけれど…。三脚に暗視スコープをつけて見るも、もっと性能のいい赤外線望遠鏡でないと星空は観察できないと知った。

この日のために、以前から気になっていたグレゴリー・サリバン氏コンタクトツールを、携帯電話にダウンロードし、四国カルストで行ってみようと思っていた。そのツールには、宇宙人とのコンタクトについてのガイダンス、音声、動画などが入っている。2階のベランダで空を見上げながら、説明を読んだり、宇宙船呼び出し音を鳴らしたりしていた。

しかし霧は一向に晴れず、夜半には大雨が降り出し雷が鳴りはじめた。雲の上は晴れているだろうに…とは思いながらも、目の前で稲光が炸裂し嵐のような大雨となった。期待していた天体観測は、イナズマ観察・雨の瞑想になってしまった。あのコテージの2階の窓にもたれてすごした風景は、何とも言えないやすらぎに満ちていた。今も目をつむれば、そこでくつろいでいるように思われる。

翌朝も霧の中、コテージ周辺は静かな森で、小鳥が鳴いている。久万高原の道の駅で買っていたお米を炊き、野菜と味噌汁で朝食-。高原の名水とも言われるキャンプ場の水をペットボトルに詰め、大野ヶ原方面へ向かった。途中、神戸から来たという同年代くらいのジープに乗った人と会い、四国の林道について話が弾む。見知らぬ人でも、4駆乗りは何故か親しく思えてしまう。

大野ヶ原は、なだらかな牧歌的風景。ポニー牧場横の喫茶店もみの木で濃厚な牛乳を飲み、ミルク園でご当地アイスクリーム、お土産に採りたてのキャベツや大根を買った。

今回は「竜王神社」と「大空海山」へのお詣りは控え、梼原、津野町を巡って帰途についた。

四国カルストは、四国の中でも別天地のようなところです。また天体観測に行こう!!。






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