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  • 執筆者の写真TOMO

四国霊場門前の本棚

更新日:2023年2月12日


四万十川が流れる窪川町に、第37番霊場岩本寺がある。本堂の内陣はカラフルで、左右に両界曼荼羅、天井は様々な極採色の絵でおおわれている。境内には宿坊があり、巡礼用品も置いてある。

ここに来ると、たいていは門前にあるお土産店に立ち寄る。以前、江戸時代の四国遍路地図を販売していて買ったことがある。A0サイズに拡大した大きな古地図で遍路道沿いに霊場はもちろん、地名や村名も読み取れる。中央に空海が描かれてあり、四国遍路の密儀が書かれてある。口語訳を試みると次のようになる。


それ四国遍路の密意をいわば、四国は大悲胎蔵の四重円壇に疑いなし

数多くの仏閣は十界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天人・声聞・縁覚・菩薩・仏)皆成の曼荼羅を示す

いわゆる四重の曼荼羅は十界その身平等に

各々八葉開敷の蓮基に坐し、光明常に法界を照らす

本より不生の仏なれば、十界皆成の曼荼羅となつく、八十の仏閣これに呪す

衆生痴暗にしてこの理を知らず、蓮華しぼんで合蓮となり、仏光かくれて闇夜に迷う         

今、遍路の功徳によって、合蓮開きて仏光現し

再び八葉の花基に坐し、無明の闇晴れて本仏を覚る

本修並べ示すが故に、更に八箇の仏閣を加え、八十八と定め給ふ

是しかしながら、高祖大師の神変加持、衆生頓覚の直道なり

各々早く円壇に入り、自己の心蓮を開覚し

自身の本仏を証知し給えと云うなり (細田周英/四国礼徧絵図)

先般お参りに行ってそのお店に入ると、正面の壁全体が大きな本棚になっていて、本がぎっしり並んでいた。(写真) 

どれも空海や四国遍路、仏教関係の書籍ばかりだ。普通一般書店では決して見れない専門書や古書がたくさんあったのでびっくりした。お茶を飲みながら、読めるらしい。

何冊か手に取ってページを開いてみる。

…真言宗全書、密教研究、密教論書、国譯密教、大乗仏典、弘法大師全集、栂尾祥雲全集、大山公淳全集……どれも高価な叢書ばかり、見たことのない密教の本が多くあって興味津々だった。

お店の人に聞いてみると、徳島県のある人が寄贈されたということだった。

その方は、長年何回も四国遍路を旅しながら、空海の密教を研究して、その道を極めようとしていたらしい。少し前に亡くなられて、遺族の方がここに寄贈されたということだった。お店の人も何故ここになのかわからないと言っていた。まだまだ並びきれない本もあるらしい。

本棚を眺めていると、その方の空海や密教を探求していた熱い想いが伝わってくる。


古くから四国は仏の聖地と言われている。いつの世もそして今でも、四国の遍路道を歩き、霊場に祈る人々が存在する。その巡礼者へのお接待(相互供養)の文化は四国の各地に根付いている。心ある旅を求めてか、海外から訪れる巡礼者も多くなって来たようだ。


話は飛躍するかもしれないけど、近年、外国資本が日本の森林や水源、農地や空き家を買いあさっているという報道がある。日本人以外の外国人が日本の土地を買い、所有できるなんて知らなかった。現在も、それを厳格に規制する法律がないらしい。

この四国でも、水の都・西条市の広大な農地が中国資本に買われている―というニュースがあった。その行く末はどうなるのか…。富裕層や権力者の邪悪な利権がすべての世を乱す。土地を侵略され、資源を押さえられた上、そこに大量移民されて参政権までよこせと言われたら…。


(参考リンク)

●愛媛県西条市の土地が外資に買われている

●参政党 愛媛県街頭演説 2023.1.22




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