TOMO2月15日3 分雲遊天空の湯山間の国道を吉野川沿いに走る。途中、祖谷口付近から県道に入り、祖谷温泉へ向かう。 小便小僧を過ぎると、「和の宿・祖谷温泉」が見えてくる。祖谷渓谷の断崖に立つ一軒宿。ケーブルカーに乗って川の近くまで降りていくと、四国で唯一といわれる源泉かけ流しの露天風呂がある。...
TOMO2月11日3 分四国霊場門前の本棚四万十川が流れる窪川町に、第37番霊場岩本寺がある。本堂の内陣はカラフルで、左右に両界曼荼羅、天井は様々な極採色の絵でおおわれている。境内には宿坊があり、巡礼用品も置いてある。 ここに来ると、たいていは門前にあるお土産店に立ち寄る。以前、江戸時代の四国遍路地図を販売していて...
TOMO2022年11月17日3 分紅葉・四国半周朝、生姜を産直市に持っていく途中、大きな荷物を背負って歩いているお遍路さんを見かけた。お接待させていただきたくなり、出荷を済ませた後、その人が行くだろうルートを追いかけてみたけど、会うことは出来なかった。縁がないとはこういう時のことを言うのだろう。...
TOMO2022年9月25日4 分霧の四国カルスト9月初旬、四国カルストへ天体観測に行った。前もって「姫鶴荘」のコテージを予約していた。あいにく台風が接近中で天気が晴れたり曇ったり。松山市を通過して高知方面へ国道33号線を走る。久万高原町の道の駅で、お米や野菜を買い込み、標高1400mの山へ向かった。...
TOMO2022年9月25日3 分嶺北の旅四国山地の中央、高知嶺北地区を旅した。大歩危のもみじ亭で祖谷そばを食べた後、大豊町に入る。 大豊町の山には昔「仙人」と呼ばれる人がいて、一度、家を訪ねたことがあった。当時、本州と四国を陸地で結ぶ瀬戸大橋が建設されようとしていた頃である。その時の仙人の言葉を今でも覚えている。...
TOMO2022年4月16日4 分高野・大峯回道今年も桜は咲き、桜が散った。 大峰や よしのの奥の 花の果て(芭蕉の友人) 願わくは 花のもとにて 春死なん そのきさらぎの 望月のころ(西行法師) 自転車遍路をしていた時、四国霊場第12番焼山寺から紀伊山地へと向かった。夕暮れせまる焼山寺の坂道を自転車で下り、小松島からフ...
TOMO2022年2月13日4 分ほつまつたえ日本の古史古伝に関心を持ち始めた頃、奈良にある「山の辺の道」を歩いたことがあった。天理市から桜井市にかけて、素朴で美しい自然の中を歩いて行く、のどかな古道である。小道の周辺には多くの古墳や遺跡、神社仏閣が点在し、いにしえの風が吹いている。...
TOMO2022年1月26日1 分聖霊との旅その昔この星に 進化した人がいた 自然と共に生きる 愛すべき楽園だった ムー大陸からの風… 常夏に香る海 ムー大陸からの風… 思い出せ あの風を… 入江には白い塔 紺碧の空に照る 君と行く花の道 透き通るエリュシオン 神々の歌に乗り… デルフォイに巫女は舞う...
TOMO2022年1月12日3 分霊峰への想い香川県に行く便があったので、久しぶりに三豊市詫間町にある「石鎚神宮」に寄ってみた。石鎚山のロープウェイ乗り場にある石鎚教奥の院の大きな神像群(表紙)と同じ神仏像がそびえ立っている。「仁・智・勇」の石鎚大神(石鎚毘古神)、石鎚蔵王大権現、役の行者、空海、不動明王、観自在菩薩の...
TOMO2022年1月9日3 分雪の祖谷温泉1年の疲れを癒そうと、徳島の山奥にある祖谷温泉へ向かった。途中、雪が降り出した。大歩危峡にある「もみじ亭」で「祖谷そば」を食べようと立ち寄った。もみじ亭は、吉野川のほとりにある静かな蕎麦屋さん。窓から大歩危峡の奇怪な渓谷と美しい川の流れが見渡せる。川を挟んで高知と徳島・香川...
TOMO2021年12月24日3 分ヴィア・ドロローサクリスマスの日には、いつもイエス・キリストを想う。 イエス・キリストは、病に苦しむ多くの人々を癒し、様々な奇跡を行い、「愛」の教えを説かれた。西暦約30年頃、庶民の間では救世主と呼ばれていた。かつて古の聖者が預言していた「王」が来たのであった。...
TOMO2021年10月30日3 分陰謀を超えて時々、ジェット機が四国上空を飛んでいる。どこからか爆音が聞こえて来たかと思うと、空一面に響き渡り、しばらくして消えて行く。一般に飛行機の飛ぶ高度は、エベレストの山頂近く、地上約10㎞内。何のために、どんなコースを飛んでいるのかわからない。米軍の訓練飛行だとよく言われる。...
TOMO2021年9月9日4 分旅の詩人「道路に死なん、これ天の命なり。月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人…。古人も多く旅に死せるあり…。」旅と俳句を愛した芭蕉は、このような思いで奥の細道へと旅立っていった。 野宿つづきの旅から家に帰って来た時、水道の蛇口をひねるだけで水が出てくることに、とてもありがた...
TOMO2021年8月2日3 分産直いち夏の農作業は暑い。短時間でも汗びっしょり―。 自然栽培で農薬も除草剤も化成肥料も使わないので、実るまでに草刈りをする日が多い。隣の畑との境目は定期的に刈っている。 7月に入って、キュウリとオクラとトマトが成り出したので、JAが運営している近くの産直市「楽しみ市」に入会するこ...
TOMO2021年6月20日4 分時々宇宙人山辺の畑へ農作業の行き帰り、車の中でいろんな音楽を聞いている。 つい最近、吉田拓郎氏の「イメージの詩」を10歳の少女が歌っているのを聞いて感動した。 滅入っている時は、ブルース・スプリングスティーンのハイ・ホープス版「ゴースト・オブ・トムジョード」、詩の内容と相まってリード...
TOMO2021年6月18日5 分意識による旅行5月の満月・皆既月食は、曇り空で見えなかった。写真はその3日後の月-。 新型コロナ騒動は世界的な「茶番劇」だという人達がいる。そのとおりだと思う。 「マスク」は微粒子の出入を防御できても、極極微小なウイルスにとっては大きな穴でしかない、簡単に通り抜けてしまう。最近、ある人が...
TOMO2021年4月19日2 分高野山・護身法高野山・奥の院は静謐の聖地、今もなお、空海が禅定を続けていると信じられている。 昔、普通では考えられない光景に出会った。深夜の奥の院、さい銭箱の上に登り、仁王立ちになって祈祷している行者がいた。その人は、空海の庵に向かって、激しく印を切っては大声で呪文を叫んでいた。破天荒な...
TOMO2021年3月13日3 分四国遍路・祈りの旅(ハ)第46番霊場「浄瑠璃寺」で、霊場参拝者としては珍しい?、スーツ姿の一人の紳士と出会った。そこでも「お接待」をいただいた。お接待を受けたら「納め札」を、頂いた方に名刺代わりに渡すという風習のあることを初めて知った。四国遍路の「お接待」について、その方は丁寧に教えてくれた。...
TOMO2021年3月13日3 分四国遍路・祈りの旅(ロ)遍路の途上、すごく「霊感」の強い人が高知の山奥に住んでいる、という話を聞いた。それで、是非会ってみたいと想っていた。 遍路道を何日か歩いて、第45番霊場「岩屋寺」から土佐の山奥へと向かって旅をした。歩きながら、ヒマラヤ聖者の「解脱の真理」という本を読んでいた。…物質とは現れ...
TOMO2021年3月12日2 分四国遍路・祈りの旅(イ)第1番霊場「霊山寺」から遍路の旅がはじまる。この先、何があるのかわからない、何があっても構わない、行き倒れ覚悟、ただただ遍路道を歩いてゆく。 第5番霊場「地蔵寺」での出来事だった。地蔵寺の境内には、真ん中に大きな銀杏の木がそびえ立っている。その大木を囲むかのように、本堂と大...